さあ、いよいよカブのカスタムに入ります。とはいえカブいじりはちょくちょく行っているのですが、単純に記事にするのを忘れて(サボって)いたので振り返ります。
⇦カブ納車時からリアキャリアを外すとこんな感じ。
配線、結構気になりますよね。
ということで、
今回はこの景観を乱す配線を除去する工程を残します。
除去といっても、なくしてしまうと灯火類が点かなくなってしまうので、正しくは“移設”ですね。
事前に車体をよく見てみるとタイヤハウス内にまるで配線を通してくれと言わんばかりの「ループ?」を発見。
針金を差し込みどこまで続いているか確認したところタンク下に到着。
こちらに配線を追いやることとして施工を開始しました。
準備物
1 電工ペンチ
2 ギボシ端子
3 被覆用テープ(ビニールテープ、熱収縮チューブ等)
4 針金
5 マスキングテープ
6 電動ドリル + ドリルビット
手順
レッグシールドを外し、燃料タンクをおろす
カブの配線は燃料タンクの下に集中しているため、配線関係を触るとなると燃料タンクを外した方が作業がしやすいです。その前準備としてまずレッグシールドを外します。左右2本の六角のボルトで固定されているだけですので簡単に外せます。
そのままの状態で燃料ホースを引き抜くと燃料がある限り燃料が流れ続けるので、
①まず赤○の位置の燃料コックを閉じます。
②燃料ホースをコックから引き抜きます。古い車体だとやや固着しているため引き抜くのに結構力がいるかも知れません。(私のカブがそうでした。。)
また青ラインのように燃料ホースが通っておりコックを閉じても高低差で燃料は落ちてきます。燃料の流出を防ぐためボルトをホースに差し込み抑え、青ラインを逆走するようにタンク側へ引き抜きます。(多少は漏れるため、もっといい方法があるかもしれません。。)
③引き抜いた後は、タンクを外しタンクよりホースの口を上にしておくと漏れは止まります。
機器側の配線を切断し、タンク側へ引き抜く
後ろに向かって伸びている配線はブレーキランプと左右のウインカーです。
①それぞれの機器(ウインカー等)に近い部分の配線を切断します。
※切断した配線は後ほどギボシ端子で再度接続しますので、極端に機器ギリギリを切断せずにギボシ端子の圧着に必要な長さ(約15㎝ほど)置いて切断しましょう。
②配線をタンク側に引き抜きます。
③復旧する時のことを考え、マスキングテープ等で明示しておきます。
⇦写真参照
タイヤハウス内のループに配線を通す
あとはシンプルな作業です。ループの出口(タイヤ側)から針金を通し、タンク側の配線くくりつけ引っ張っていく×3。。
はい、浅はかでした。。
賢い人ならすぐわかったはずです。どうしてこんな細いループに配線が6本(アース含む)も通ろうか。。
ということで作戦変更です。
タイヤハウスへつながるところに被覆ごと通れる穴をドリルで貫通させました。
気軽にボディに風穴を開けれるのが古いバイクのいいところですよね!(高級車じゃとてもこんな決断はできません。。)
手順を整理すると
①ループ出口から針金を入れ、タンク側のブレーキランプの配線にくくりつけ引き抜く
②ドリルで被覆ごと2本が無理なく通れる穴を開け、配線が損傷しないようにバリをとっておく
※穴が大きすぎると走行時、タイヤが跳ね上げた泥などがタンク下に進入してしまうので注意
③タイヤに接触しないよう内部の棒?の上を通るように左右のウインカー配線を引いてくる
ギボシ端子で各機器を復旧
マスキングテープで明示した配線と各機器(ウインカー、ブレーキランプ)を復旧していきます。
①電工ペンチで被覆を剥く
②スリーブを通す
③端子を圧着
と素人が語るよりも、電工ペンチの使い方はこちらのエーモンさんのHPでわかりやすく解説されています。(私もこちらで勉強させていただきました。)電工ペンチの取り扱いが不慣れな方はぜひご覧ください↓↓
https://www.amon.jp/diy/index.php?diy_id=31&mode=contents&page=3#topic
タンク、燃料ホースの復旧
配線の復旧が終われば、あとは燃料ホースを元のルートを経由してコックに差し込むだけです。
※注意点としてかなり狭い場所を経由するので、配線の時と同様に針金を使って誘導してやるとスムーズにできます。
最後にケミカルで綺麗にテールを磨いてやれば、、、
完成
いかがでしょう?
見違えるほど綺麗になったのではないでしょうか??
私の大好きなカブの曲線が綺麗に出ていますね!
かなり自己満足の世界ですが(照)
さあ次回はこのカブの代名詞とも言えるこの大きなレトロのウインカーを、思わず「付いてる?」といってしまうような小さなウインカーに交換していきたいと思います。
全てはカブのテール曲線をより美しく見せるために。。。
では、また。。。
コメント